元スーパー店員がFIREしました(備忘録)

20年前からコツコツとFIREに向けて取り組み、52歳でサラリーマンを卒業しました。

それでも銀行で貯金をするひとたち

毎度スーパーマンです。

 

先日、後輩と旅行に行ってまいりました。そのとき、後輩から「スーパーマンさんは、銀行に預金しているのですか。」との質問がありました。

私「銀行に預金はしているけど、増やす目的では入れていないよ。」

後輩「じゃあ、その預金は何のために入れているのですか。」

私「株価が下がったときに買い増しするストックとして一時的に置いているんだよ。」

後輩「へぇー・・・・」

 

会社では全く投資関係の話はしないのですが、一般論として以下のように説明しました

。別に先輩づらはしていないですよ。(笑)

 【後輩との会話】

うちの会社の人たちはほとんどお金を銀行に預けているよね。今、銀行の金利は知っているかな。今の日本で、銀行に資産を増やす目的でお金を預けることは全く意味がないんだ。

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 定期預金で100万円を預けて1年で受け取れる利息は、わずかに79円だ。(金利0.01%の場合)

もっとわかりやすくいうと、金利0.01%で預金100万円を2倍の200万円にするには7200年かかる。これでは銀行に預けていては資産は増えないよね。

僕たちスーパーに勤めていればわかると思うけど、食料品ってこの10年価格上がってるよね。たとえば、牛肉、魚、チーズ、乳製品、それにともなう加工品も価格は確実に上がっているね。

僕たちの給料ってこの10年上がりましたか?役職が上がらない限りはほとんど増えていないね。これは会社によるかもしれないけど。

スーパーの社員は、給料からお金を引き落としで銀行に預け、ある程度貯まったら定期預金に移すことを繰り返している人がほとんどじゃないかな。

給料⇒引き落とし⇒貯金⇒ある程度貯まる⇒定期預金へ

さっきの話にもどるけど、現在の銀行の金利を考えるとほとんどタンス預金っていってもいいよね。これでは資産が増えるどころか、減っている危険もあるんだよ。

物価が上昇しているのに、賃金が増えていなければ

物価が上昇しているのに、金利が低ければ

自分の資産は目減りしていっているんだ。

このことを理解していない人が、スーパーの社員だけじゃなく、日本人の大半がわかっていないんだよ。

そして、定期預金である程度1000万円くらい貯まったらね。今度は銀行から電話がかかってくるよ。

銀行「〇〇さん、お世話になっております。〇〇さんにお得なキャンペーンの情報がございます。」「〇〇さん、ぜひ一度当行にお越しいただけませんか。」または、「お近くを通ることがございますので、一度お会いできませんか。」

なんて電話がかかってくる。

銀行「〇〇さん、老後の資金や教育資金などで何かご心配な点などございませんでしょうか。」

なんて、みんなが不安に思っているトピックを突いてくるんだ。やはりそこはサラリーマン誰しも心配に思っているよね。

〇〇「そうなんですよ。老後2000万なんて無理ですよ~。僕もどうしたらいいかわからなくて悩んでいます。。」

銀行「そうですか!!〇〇さん、そうですかよかった~お電話して~。〇〇さん、当行がそのためにあるんですよ。今度当行で老後のライフプランのセミナーがあるんですが一度お越しいただけせんか。有名ファイナンシャルプランナーの◆△〇氏の講演や、セミナー後に無料相談会も開催しているんですよ~〇〇さんの不安は絶対に解消できますよ~」

なんて電話だ。

結論から言うよ。準備はいいかな。

絶対に行くな!あなたは、鴨ネギ状態や!

そして、当日、あなたは有名FPの講演を聞くことになり投資をしなければダメだという気持ちになる。そしてその気持ちが高ぶった状態で、銀行の銀行による銀行のためのFP(ファイナンシャルプランナー)というか銀行員でFP資格を持っている人から「手数料の高い投資信託」を勧められることになる。(笑)

クソFP「〇〇さん、当行で預金が1000万円もございますよね~、もったいないですよね~、先程FPの講演を聞いたでしょう。これからは投資の時代ですよ。今気づくか気づかないかで将来の老後が変わってきますよ~」

なんてほくそ笑みながらいってくるんですよ。

クソFP「当行は沢山のラインナップがございます。〇〇さんのライププランに合わせて投資商品を決めていきますね~。」

「では、毎月分配型の投資信託はどうでしょうか。この商品は優れもので毎月利益を分配してくれるんですよ~毎月おこづかいがもらえるんですよ。老後に毎月お金がもらえたらうれしいですよね~」

なんて「毎月分配型投資信託」をすすめてくることが数年前までは多かったんだよ。

僕も当時、銀行はどんな商品を売りつけているのか興味があっていったら、「毎月分配型投資信託」を勧められたね。

とにかく手数料が高く、投資家が損をする商品しか売りつけてこないのが銀行や大手証券会社と思っていた方がいい。

これは、僕が身をもって体験しているから事実だ。

 

このことを知っている人と知らない人では、人生が大きく変わっていく。

銀行は証券会社はこのこと(投資家が損をすること)がわかって販売しているんだ。

※そうでない人もいるかもしれません。

先日、銀行員の友人もこういった商品を「訳が分かっていない老人や、投資の勉強をしていない人達」に売りつけることに罪悪感を感じているとこぼしていたよ。

でもそういった人に売りつけなければ、当然買ってもらえないし、自分の営業成績が下がってしまうんだ。

※スーパーマンに売りつけても買わないでしょう。(笑)

だからこそ、金融の勉強を最低限勉強することは、自分の身を守るためでもあるんだよ。

後輩「銀行って恐ろしいんだね。もっと勉強しよう。」

 

なんて、会話がありましたとさ。

 

投資はお早めに。