元スーパー店員がFIREしました(備忘録)

20年前からコツコツとFIREに向けて取り組み、52歳でサラリーマンを卒業しました。

老後2000万円必要~金融庁

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スーパーマーケットに勤めるしがないサラリーマン、スーパーマンです。

金融庁が「人生100年時代」の報告書を発表したそうだ。それによると、

金融庁は、3日、平均寿命が大幅に伸びる「人生100年時代」に備え計画的な資産形成を促す「高齢社会における資産形成・管理」報告書をまとめた。長寿化による生活費の増加や公的年金の受取額の減少を見据え、現役時代からの資産運用や定年退職後の再就職など「自助」の必要性を強調した。』

まあ、吾輩からすれば何をいまさらな感じであるが吾輩の務めるスーパーの社員を見ると資産運用をしている人はほとんどいなさそうだ。スーパーの社員ってほんまに情報貧乏やなぁとつくづく思う。

最近、ごくごく少数の気を許している同僚に、私がIDECOや投資をしているのを見て興味を持ってやりだした40過ぎた社員がいるくらいだ。本人は資産を増やそうと意気込んでいるが、定年を60歳とすると20年足らずしか十分な給与をもらえる期間がない。彼は貯金がないので給与から投資にまわしているが、60過ぎると給料が大幅に下がる。投資に十分にまわす金もないだろうし何より時間がない。やはり、遅くとも30代前半には気づいて行動をしたほうが有利だ。だから、みなさんもなるべく早く投資は始めたほうがいい。

報告書では、定年退職後老後の資金は、単純計算で2000万円必要だという。

『報告書では夫65歳以上、妻60歳以上の無職世帯では、毎月平均5万円の収支不足が生じているとし、今後30年の人生があるとすれば、単純計算で2000万円が必要と試算した。その上で公的年金が「老後の収入の柱であり続けることは間違いない」としながらも、支出の再点検や保有資産を活用した資産運用などで、資産寿命を延ばす取り組みが必要とした。』

2000÷30=66.6万円

年金が250万円もらえるとして年間約316万の生活となる。

これでは、ゆとりある生活はできんな~。金融庁の試算はぎりぎり生活できる金額だ。

我々世代である団塊ジュニアならば老後資金で4000万は必要だろう。

4000÷30=133.3万円

年金を低く見積もって200万としてこれでやっと約333万となる。いずれにしろ年間300程度しか収入がなくなる。

この計算は、95歳まで生きた場合やからかなりシビアな計算となるんだが、年金が大幅に減らされるリスクを想定して資産形成をしていくことが必要だ。

政府は今後定年を70歳まで引き上げることを計画しているとおり、吾輩の世代(40代)は、おそらく70歳まで働かねばならなくなるだろう。

仕事が好きで70歳まで働きたい人ならば問題はないが、吾輩のように定年後はゆっくり自分のペースで好きなことをしたい人にとっては、死ぬまで仕事漬けの生活となり苦痛でしかない。

このような悲劇とならないように、20年前から投資を始めた。これについては、ラッキー(運)としかいいようがない。早く気づくことが大切だ。

20代、30代前半は、特に遊びたい時期ではあるし、遊んだらいいと思う。ただし、同時に資金計画をきちんと組んでその中で遊ぶようにすべきだ。

計画のない浪費は、最も貧乏に陥る。

吾輩の場合、年間100万を貯金しその中から投資に回していくという計画を24歳から実践していた。それ以外はすべて使ってもいいとしていた。だから給料日前の銀行残高は、ゼロであった。でも、現金がないのは苦しかったなぁ。

【結論】

できるだけ早く貯蓄で投資の種銭をためて、投資をスタートさせる。そして、長期間で運用をしていくことが最も重要だ。

 

投資はお早めに。