元スーパー店員がFIREしました(備忘録)

20年前からコツコツとFIREに向けて取り組み、52歳でサラリーマンを卒業しました。

金を持つとおかしくなる人…

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毎度スーパーマンです。

 

この前、ネットニュースで一世風靡した「金ピカ先生」についての記事を見つけた。

金ピカ先生

本名は、佐藤忠司さんというお名前で、独特のやくざ風の風貌と竹刀を振り回すようなパフォーマンスで代々木ゼミナール東進ハイスクールの名物予備校教師であった。

金ぴか先生は、40代、50代、以外は知らないと思うが、

いまでいうところの、林先生(予備校教師)のようなポジションで80年代~90年代前半ごろまでテレビに出まくっていた名物予備校教師の元祖のような方である。

 

そんなすごい人気のあった先生の最後は、いわゆる孤独死状態であった。

 

1980年代、佐藤さんの最盛期の講義料は90分で200万。年間2億円以上の収入があった。だが、数千万円するクラシックカーを次々購入するなどの浪費がたたり、気づけば一文無しになっていた。家の電気も水道も止められ、妻にも逃げられてしまった。

 

長年の放蕩な生活がたたり身体を悪くしていたのだろう。奥さんに介護をしてもらっていたまではよかったが、「浪費癖」が治らず妻に愛想をつかされてしまった。

 佐藤さんの失敗の原因は、その「浪費癖」が最後まで抜けきれなかったことだ。

収入が激減した最後まで、高価なクラシックカーを購入していたそうだ。奥さんは最後まであきらめずに大反対をしていたが聞く耳を持たなかった。

そして最後は、妻にも逃げられてしまった。

資産も貯金も無い独り身の佐藤さんの生活は、「生活保護」を受給してなんとか命を繋いでいた。

最後は、死後数日たってから発見されたいわゆる「孤独死」であった。

 

自分はどちらのタイプなのかを冷静に考えておく必要がある。

理性的に考えて使うタイプか。

すべて使ってしまうタイプか。

 あなたが、すべて使ってしまうタイプなら気を付けたほうがいい。

湯水のように金を使うタイプの人がいるが、ほとんどの場合、最終的には不幸になるケースが多い。

 

プロ野球選手でもこの2つのタイプのどちらかで、選手生命が終わったあとの人生が大きく異なる。

元ロッテの里崎智也さんは、年俸が高いときからきちんと引退後の生活を考えて貯蓄をしていた。今でも、数億円の貯金があり悠々自適に引退生活を謳歌している。

里崎さんは、1億円の年俸なら、税金4:貯金4:消費2 という方程式を決めてコツコツと貯蓄をしていた。

高額な年俸をもらった時でも、普段の生活を心がけ貯金をしていたそうだ。

浪費している先輩、後輩、を見ながら「あいつら将来のこと何も考えてないなぁ。」などと思いながら貯めていたのであろう。

賢い人はやはり賢い。

高額年俸を手にしたプロ野球選手は、放蕩な生活に陥り選手生活が終わると何も残らないまま終わってしまう選手も多い。

清原和博さんもご存じのように、その典型的なパターンである。

阪神の伊良部さん、元オリックス高橋智さんしかり。

プロ野球という結果がすべて、注目を常に浴びることは、我々が想像できないくらいの強烈なストレスがあると思うが、ストレスを「浪費」に向けるとろくなことにはならない。

こういう人は私の周りにもいるが、大体話をすると以下のようなセリフを言う

「金は天下の周りもの、使ってなんぼ」

「貯金してどうすんの、今しか遊べないじゃん。遊べるうちが華やで。」

「新型ベンツ買った。やはり高級外車じゃないとだめだ。」

「俺には高級時計しか趣味がない、嫁が何を言おうが高級時計だけはやめん。」

そういう人種は、高級外車をローンで買ったり、キャバクラ、風俗、パチンコ、競馬、などに浪費し、毎晩のように飲み歩いている。

収入が増えると付き合いも多くなり消費も増える。

見栄もはりたくなるし、おいしいものものも食べたくなる。

もちろん、旅行にいったり、ブランド品を買ったりすることも人生を楽しむうえで大切だ。

消費することは良いことだが、自分の使える額をきっちりと決めておくことだ。 

そして、一番良いときこそ、普段の生活を心がける。

 

これが一番大事だと思う。